です。
道に迷ってる最中にお茶屋さん発見!と、即行入ってはみたものの高そうなものばかり…。
ふと、目をレジ横に向けると季節はずれな為か、凄い存在感を此方に向けている鴇色のパッケージが。
値段もお手頃これは買いだと思い手を伸ばす。
再び迷いながら何とか寮に到着。
いざ開けて飲んでみると…酷い味だ。
しょっぱい
何故だろうと思いつつ湯呑みを置き、ベッドに座るとひらりと何かが落ちた。
それはまさしく鴇色のパッケージの裏側。
〝飲み方:一輪を軽く水洗いの後、湯呑みにいれ…〟
……水洗い?
してないよ、そんなこと…道理でしょっぱいはずだよな。
そこでなにを思ったのか、薄めてみたらどうかな…と、至って普通の考えに向かったのはいいが、未だ微妙なそれに何か入れたら美味しくなるかもしれないと思ってしまったのが
まちがい。
緑茶? いや~それはマズいだろ
烏龍茶? なんか駄目な気が…
プーアル茶?それとも、鐵観音? 飲んだことすらないので即却下。
残ったのは茉莉香片(ジャスミン)…
そしてスプーン一杯、一人分をいれ、白湯はもうぬるかったのでしばらく時間がかかるだろうと思い同日買ってしまった漫画に手を伸ばす。
これが第二の間違い。
いつの間に三十分経ってました、か…?
もう駄目だと思い、慌てることもなく残りの一章を読み続ける。
計所要時間はいつもの二倍の四十分。
そして、アレを一口。
マズッ
異様な渋さと、しょっぱさが不思議な旋律を奏でて…つまりは不味かった。
料理は目で楽しんで味で楽しんでと聞きますが、アレは目でのみ楽しませていただきました。
花びらが開く様子は綺麗でした。
次はきちんと洗ってから入れることにします。

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